見かけは立派でもクォリティの低い建築物、原因を探れば様々出てくるのでしょうが、最も根本的な要因は、人の意識の問題、建築に関わる人の「社会的責任」への認識の甘さなのではないでしょうか。 建設業は、この国を支えてきた基幹産業。だからこそ、その大きな使命と同時に、どんな建設工事でも常に大きな社会的責任が伴います。 責任を自覚し、責任を果たすために精緻を極め、その結果としてクォリティが高まる。そんな日々の積み重ねが山生建設の命そのものなのです。
私ども山生建設の誇り、それは「人」とのつながりの永さと深さにあります。クライアントも然り。協力業者さんもまた然り。代が変わってもずっと変わらない永く深い信頼関係を築き上げてきました。この信頼関係こそが、仕事のクオリティを保つ礎になります。そして、いざという時に頑張れるチームの粘り強さにもなります。 理論、理屈も確かに大切ですが、それを言う前に、どんな時でもひとりひとりの「人」に対する真摯な姿勢を貫いていくこと、それが山生建設のビジネスモデルなのです。
建築物の構造は、単純ではありません。人の身体と同様に、全てがつながっています。専門的なことを突き詰めると、どこまでも深いのです。一つの改修工事をとってみても、様々なパーツの関わりを読み解く力が必要です。そして何よりも重要なこと、それはクライアントの声を聴くことです。本当は何を解決すべきなのかを理解し、そのために出来ることは何なのかを徹底的に検証する。 仕事の大小に関係なく、私たちは過去の全ての仕事のストーリーを、クライアントとの最初の出会いから全て語ることが出来るのです。
官公庁の仕事からスタートした私ども山生建設も、70年の歳月を経た今では、従来の官公庁の仕事に加え、多くの民間の仕事も手掛けさせていただくようになりました。 官公庁の仕事も民間の仕事も、本質は変わりません。信頼感で結ばれた多くの協力業者さんや仲間とともに、そのプロジェクトに最適なキャスティングをし、ベストなチームで仕事を仕上げていく。これからも多くのクライアント、そして多くの仲間との新たな出会いを心待ちにしながら、掲げた「Responsibility」のコンセプトのもと、社業に邁進していきたいと考えています。